ウェズレイ・フランカ:ブラジル

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ウェズレイ・フランカは、ブラジル出身でセリエA・ASローマに所属する右サイドバックです。

フラメンゴの下部組織で頭角を現し、2025年夏にヨーロッパへ渡ると、わずか1年足らずでブラジル代表デビューとワールドカップ選出まで駆け上がりました。

オーバーラップとインナーラップを織り交ぜた推進力のある攻撃参加が持ち味で、守備でも相手との距離を詰める積極性を評価されています。

挫折続きのトライアウトからフラメンゴ入団まで

2003年9月6日、マラニョン州アサイランディアで生まれたフランカ。

幼くしてフロリアノーポリスへ移り、8歳でサッカースクールに通い始めました。

地元の名門フィゲイレンセFCのトライアウトには12歳から13歳にかけて3度挑戦していずれも不合格、アトレチコ・トゥバロンのトライアウトも一度は落選しています。

それでも代理人のもとで1年間練習を続け、2018年の初めにようやくフィゲイレンセの選考を突破しました。

ただしレギュラーには定着できず、アヴァイFCを経てトゥバロンに加入します。

新型コロナウイルスの流行で試合が中断された時期には引退を考え、16歳で駐車アテンダントの仕事をしながら家計を支えていたといいます。

転機は2021年のカンピオナート・カタリネンセでした。個人としての出来が評価され、元フラメンゴ選手で代理人のサヴィオの仲介で入団テストの機会をつかみます。

同年にフラメンゴへ加入すると数ヶ月でトップチームに招集され、12月9日のアトレチコ・ゴイアニエンセ戦、わずか18歳でトップチームデビューを飾りました。

レギュラー定着とタイトル獲得

2022年は出場機会こそ限られていましたが、ドリバル・ジュニオル監督のもとコパ・リベルタドーレスのメンバーに名を連ね、フラメンゴはこの大会とコパ・ド・ブラジル、カンピオナート・カリオカの3冠を達成しました。

転機となったのは2023年です。ジョルジ・サンパオリ監督のもとで右サイドバックのポジションを掴み取り、リーグ戦を含め35試合に出場、6月8日のコパ・リベルタドーレス、ラシン・クラブ戦でプロ初ゴールを記録しています。

2024年は31試合の出場となり、フラメンゴは同年もコパ・ド・ブラジルとカリオカを制覇。

大会のベストイレブンにも名を挙げられ、CIESフットボール天文台の調査では若手右サイドバックの中で有望株の一人として名前が挙がりました。

 

 

この頃からボーンマスやアタランタが獲得に動いたものの、いずれも交渉は成立せず、2025年2月にはコパ・スペルコパ・ド・ブラジルの決勝でボタフォゴを3-1で下した試合でゴールも記録し、フラメンゴでの在籍中に主要タイトルを複数手にしました。

ASローマへの大型移籍

2025年7月28日、ASローマへの完全移籍が発表されました。

移籍金は固定2500万ユーロにボーナス500万ユーロを加えた総額約3000万ユーロ、日本円で50億円を超える規模となり、2030年6月までの5年契約を結んでいます。

同シーズンからはクラウディオ・ラニエリの後任としてジャン・ピエロ・ガスペリーニが指揮を執ることになり、ウェズレイは本来の利き足とは逆の左サイドで、3バックのシステムにおけるウイングバックとして起用されるようになりました。

 

 

8月23日のセリエA開幕節、ボローニャ戦ではデビュー戦にして後半8分に決勝ゴールを決め、幸先の良いスタートを切っています。

慣れないポジションながら攻守両面での運動量を評価され、現地メディアからはかつてローマでも活躍したカフーの全盛期になぞらえる声も出ています。

代表デビューとワールドカップ2026

2025年3月、ドリバル・ジュニオル監督率いるブラジル代表に初招集され、2026年ワールドカップ南米予選のコロンビア戦でA代表デビューを果たしました。

相手のエースであるルイス・ディアスとマッチアップしながら出場時間はわずか25分でしたが、その中でチーム最多となるタックル成功3回、デュエル勝利6回を記録しています。

 

 

2026年5月18日には、カルロ・アンチェロッティ監督が発表したワールドカップ本大会26名のメンバーにも選出されました。

しかし6月6日に行われたエジプト代表との親善試合で左内転筋を負傷し、本大会に向けたメンバーから外れることになり、代わってアタランタのMFエデルソンが追加招集されています。

 

プロフィール

 

生年月日2003年9月6日 22歳
身長178cm
体重64kg
国籍ブラジル
ポジションDF(右サイドバック/左ウイングバック)

 

この記事を書いた人
golazo

国内外のサッカーを長年追い続けるサッカーファン。
Jリーグ、海外リーグ、代表戦から学生サッカーまで幅広く観戦し、 独自の視点で試合や選手の魅力を伝えています。

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