ニコ・ウィリアムズは、スペイン・ラ・リーガのアスレティック・ビルバオに所属する左ウイングです。
バスク地方の下部組織育ちながら快速ドリブルで欧州トップクラスにまで駆け上がり、2024年にはクラブとスペイン代表の両方でタイトルを掴みました。
実兄イニャキ・ウィリアムズも同じアスレティック・ビルバオに所属していますが、代表チームはガーナを選んでおり、兄弟がそれぞれ異なる国旗を背負う点も知られています。
カンテラ出身からトップ昇格まで
2002年7月12日、ナバラ州パンプローナの生まれです。
2012年にCAオサスナの下部組織に入団しましたが、翌2013年にアスレティック・ビルバオのカンテラへ移りました。
2019-20シーズンからはCチームのバスコニアでプレーし、翌シーズンにビルバオBへ昇格すると24試合で9ゴールを記録しています。
2021年4月28日のレアル・バリャドリード戦でトップチームデビューを飾りました。
この試合には兄イニャキも出場しており、兄弟が同時にアスレティック・ビルバオの選手としてピッチに立ったのは1986年のサリナス兄弟以来のことでした。
レギュラー定着と国王杯優勝
2021-22シーズンは34試合に出場し、ゴールこそありませんでしたが、翌シーズン以降は着実に結果を残すようになります。
2022-23シーズンは43試合9ゴール4アシスト、2023-24シーズンは37試合8ゴール18アシストを記録し、2023年の暦年ではラ・リーガの成功ドリブル数ランキングで単独1位となる110回を記録しました。
そして迎えた2024年4月6日のコパ・デル・レイ決勝、マジョルカとの一戦は1-1のままPK戦にもつれ込みましたが、アスレティック・ビルバオが制して1983-84シーズン以来40年ぶりとなる国王杯優勝を果たします。
同点弾となったオイアン・サンセトのゴールは、ニコのスルーパスから生まれたものでした。
移籍騒動から長期契約延長へ
コパ・デル・レイ制覇とユーロ2024優勝を経て評価が急上昇したニコには、2024年夏にバルセロナやチェルシー、パリ・サンジェルマンなど欧州の名門から獲得の動きが伝えられました。
最終的には残留を選択し、同年9月には「あと1年ここで続けると決断した」と表明しています。
移籍話はその後も燻り続けましたが、2025年7月、アスレティック・ビルバオは2035年までの契約延長を発表しました。
契約解除金も従来から50%以上引き上げられており、クラブへの残留姿勢を明確にした形です。
代表デビューとワールドカップ2022
2022年9月16日、スペイン代表に初招集されました。同月のデビュー戦は苦い結果に終わったと伝えられていますが、その後も招集を重ね、同年11月にはFIFAワールドカップ・カタール大会のメンバー26名に選出されています。
本大会ではグループステージを含む4試合に出場し、若くして世界最高峰の舞台を経験しました。
EURO2024制覇と自身の飛躍
2024年のUEFA欧州選手権では、ラウンド16のジョージア戦で75分にゴールを記録するなど存在感を発揮しました。
迎えた7月14日の決勝、相手はイングランド代表です。
スコアレスで迎えた後半開始早々の47分、ラミン・ヤマルのアシストを受けたニコが左足でネットを揺らして先制点をマーク。
試合は2-1でスペインが勝利し、単独最多となる4度目の欧州王者に輝きました。

この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチにはニコが選ばれています。
同年のバロンドールでは初ノミネートで15位に入り、本人も「ひとつ夢が叶った」と喜びを語りました。
ワールドカップ2026
2026年5月10日、ラ・リーガ第35節のバレンシア戦で左ハムストリングを負傷し、離脱を余儀なくされました。
診断は軽度で、回復期間は3週間ほどとされましたが、ワールドカップ本大会の開幕にコンディションが間に合うか懸念される状況でした。
結果的に初戦のカーボベルデ戦(6月15日、アトランタ、0-0)には後半終盤の途中出場にとどめる慎重な起用となります。
スペイン代表はその後サウジアラビア戦を4-0で快勝、最終節のウルグアイ戦も1-0で制してグループHを首位で通過しました。
7月6日のラウンド16、ポルトガル戦も1-0で勝ち上がっており、ニコを含むチームは準々決勝進出を果たしています。
プロフィール
| 生年月日 | 2002年7月12日 23歳 |
|---|---|
| 身長 | 181cm |
| 体重 | 67kg |
| 国籍 | スペイン |
| ポジション | FW(左ウイング) |











コメント