ティアゴ・アルマダは、アルゼンチン出身のFWで、小柄な体格を生かした技巧的なドリブルと、正確なキラーパスを持ち味とするチャンスメーカーです。
ベレス・サルスフィエルドの下部組織出身で、アルゼンチン、アメリカ、ブラジル、フランス、スペインと3年余りで5つのクラブを渡り歩いてきた移籍歴の多さも特徴で、その道中で現役MLS選手として初めてワールドカップを制した選手にもなりました。
ベレス・サルスフィエルドでの下積み時代とプロデビュー
ブエノスアイレス郊外のフォルテ・アパチェ地区で育ったアルマダは、5歳でCAベレス・サルスフィエルドの下部組織に加入しました。
2018年8月10日のニューウェルズ・オールドボーイズ戦でプロデビューを飾ると、同年11月5日のデフェンサ・イ・フスティシア戦でプロ初ゴールを記録します。
トップチームでは3年半にわたってプレーし、通算100試合で24ゴール11アシストを記録しました。
2021年のコパ・リベルタドーレスでも存在感を発揮し、欧州や北米のスカウトの注目を集めるようになります。
MLS移籍とアトランタ・ユナイテッドでの飛躍
2022年2月9日、アルマダはアメリカのMLS、アトランタ・ユナイテッドFCへ移籍しました。
移籍金は1600万ドルで、当時のMLS史上最高額とされ、指定選手(DP)契約として4年間の長期契約を結びます。
移籍後は攻撃の中心として存在感を発揮し、2022年から2024年前半にかけての公式戦で計77試合に出場し23ゴールを記録しました。
北米の舞台で急速に評価を高めたことが、その後のアルゼンチン代表招集にもつながっていきます。
代表デビューとFIFAワールドカップ2022制覇
2022年9月24日のホンジュラス戦でアルゼンチン代表デビューを果たしたアルマダは、その2カ月後、負傷したホアキン・コレアに代わる形でカタールワールドカップのメンバーに追加招集されました。
本大会では出場時間わずか6分にとどまりましたが、チームは大会を制し、アルマダは現役のMLS選手として史上初めてワールドカップ優勝メンバーとなりました。
アメリカ以外のリーグでプレーする選手を含めても異例の快挙として、当時大きな話題を呼びました。
パリ五輪とボタフォゴでの南米タイトル二冠
2024年7月、アルマダはU-23アルゼンチン代表としてパリオリンピックに出場しました。
グループステージ第2節のイラク戦、最終節のウクライナ戦で2試合連続の先制ゴールを挙げてチームの決勝トーナメント進出に貢献しましたが、準々決勝ではティエリ・アンリ監督率いるフランスに敗れています。
クラブでは同年7月6日、ブラジルの名門ボタフォゴへ5年契約で完全移籍しました。
移籍後の短期間で攻撃のリズムを生み出すプレーメーカーとしてチームを牽引し、2024年のカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル1部)とコパ・リベルタドーレスの二冠獲得に貢献しています。
リヨン期限付き移籍とアトレティコ・マドリード加入
2025年1月、ボタフォゴはアルマダをフランスのオリンピック・リヨンへ半年間の期限付き移籍で送り出しました。
この移籍はヨーロッパへのステップアップを見据えたものとされ、リヨンでは16試合に出場して1ゴールを記録しています。
そして2025年7月17日、アルマダはスペインのアトレティコ・マドリードへ完全移籍しました。
契約は2030年までの5年間で、移籍金は1500万から2000万ユーロ程度と報じられています。
ディエゴ・シメオネ監督のもとで、退団したアンヘル・コレアの後継として中盤の創造性を担う役割が期待されての加入でした。
2025-26シーズンとワールドカップ2026
アトレティコ・マドリードでの初シーズンとなる2025-26シーズンは、背番号11を背負い出場機会を積み重ねている段階です。
そして2026年5月28日、連覇を目指すアルゼンチン代表の北中米ワールドカップ本大会メンバー26名に選出されました。
前回のカタール大会では出場時間が6分にとどまっていましたが、今大会は25歳となり、チームにより多くの貢献をしたいと本人も意欲を語っています。
プロフィール
| 生年月日 | 2001年4月26日 25歳 |
|---|---|
| 身長 | 171cm |
| 体重 | 62kg |
| 国籍 | アルゼンチン |
| ポジション | FW |




















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